2008-09-29

立ち上がれない!その2

金曜のブログ更新したあと、また頭痛で立ち上がれなくなりました(これを書いているのは日曜の夕方なのですが、まだ立ち上がると頭痛がするのであります。ベッドで横になりながら、ちょっと人には見せられない格好でキーボードたたいてます)。



土曜の午前に、近所のS病院にいってきました。髪の長い長身の男がゾンビのような姿勢で入ってきたのでさぞかし不審がられたと思います。受付の方に頼んで、診察を待つ間点滴室のベッドで寝かせてもらうことに(とてもイスに座ってられません)。



CTスキャンのあと、結果を見て先生が「脳内出血の可能性がないとはいえないので、N病院で受け入れてもらえるかきいてみる」とのこと。出血か、、、あれもこれもキャンセルしなきゃならんなと考えていると「N病院が受け入れますということなので、救急車で搬送します」ということになった。



「入院の可能性もありますが、どなたか呼ばれなくていいのですか?」(まだ入院決まったわけじゃないし)いや、いいです。と僕。普通は誰か付き添って救急車に乗るみたいですね、S病院の看護婦さんが付き添ってくれました(ありがとうでした)。



人生初の救急車内では、意識があるか確認するためだろうか、(おそらく救急隊員も知っているであろう)いくつか簡単な質問を受けました。「電話番号は、090の、XXXXの、何番?」そこまで知っていて下4桁だけ知らないということはないだろうと思いつつ、あまり気のきいたことをこたえることもできなかったので、素直に答えました。その後、脈拍、呼吸、意識などの報告を無線で行っていたようです。



N病院は救急医療がメインだそう。到着後、脳外科の当直の女医さんから症状のヒアリング。「ゆっくり入院して月曜くらいにMRIなどの検査、結果みてどうするか決めましょうか。今日は土曜で休みなんですから」・・・え。月曜まで入院!?そりゃ困りますよ先生。さっさと終わらせて帰りたい旨伝えると、必要な検査全て手配してくれました。



最悪の状況であれば日記なぞ書けるわけもないのですが、検査の結果は脳内出血なし、どこかにバイキンが入ってそれが悪さしているんだろうという結論になりました。



薬を処方してもらい、落ち着いたら帰りましょうということになったのですが、その薬があまり効かない。(ちょっと危ない言い方ですが)もっと楽になれるものをくださいと頼んだところ、僕が到着して5時間あまり経った21時でも同じ先生が手術服のようなものに着替え来てくれました。



「じゃあ他に2種類出しましょう」・・・ありがとうございます、と僕。「パソコンはよくないですねぇ」あの、それが僕の仕事なんですけど。先生も寝てくださいねと冗談まじりに言うと「寝れるわけないだろう(笑)!それより自分の心配しなさい」とツッコまれる。



このやりとりが一日の中で一番心に残ってまして。ああ、ほんとに寝るヒマがないほど忙しいんだろうなと。救急患者が受け入れ先がなくたらいまわしにされているという報道がある昨今、この先生は僕が搬送前に脳内出血していても受け入れてくれたんだろうなと思います。



タクシーで帰り、到着は22:30。救急医療の現場は昼より静かでしたが、深夜に向けての準備のあわただしさがありました。何かすぐにできることはないけれど、現場の大変さは他人事じゃないと思わずにいられませんでした。

0 件のコメント: